国際協力事業

2005年度: コンサートから開校式まで

2005年度チャリティプログラム
第2回KECチャリティコンサート

2006年2月 KECは、昨年に引き続き、第2回目のKECチャリティコンサートを開催しました。

N響団友弦楽アンサンブル  (指揮 家田厚志)

ホールの総席数1186席に対し、当日の入場者数は866名と総席数の7割を超える入場者があり、特に1階は空き席を見つけ出すことができないくらい大勢のお客様で埋まりました。

参加者からは、「カンボジアに学校を建設するためのチャリティコンサート、とても素晴らしいと思います。素敵なコンサートになりますように・・・」、「カンボジアのまだ電気もない村の学校建設にチャリティが利用されるとのこと、音楽を通してこのような活動がなされますことをうれしく思います」、「社会貢献の一環として小中学校の建設は良く知られていますが、インターネット教育環境整備の取り組みに新鮮さを感じました」、「すばらしい企画とN響団友弦楽アンサンブルのすばらしい演奏をありがとう」等々の多くのご意見・ご賛同が寄せられ、当日用意した募金箱には多額の寄付を頂きました。

本コンサートの販売収入並びに会場等にて皆様からいただきました寄付は、KDDI株式会社からの協賛金も加えて総額約347万円となり、カンボジアにて学校建設など教育支援活動を積極的に進めているNGO「Japan Relief for Cambodia」(代表Bernard Krisher氏)に全額寄付されました。建設される学校には、太陽光発電装置およびインターネット接続用の衛星通信装置が設置され、義務教育に加えて、英語教育およびパソコンやインターネットを用いる情報通信技術教育も実施されます。

第2回 KECチャリティコンサートを成功裏に終えることが出来ましたことは、ひとえにご賛同頂いた皆様のご支援の賜物であり、心からの御礼を申し上げます。

1.日時 2006年2月22日(水) 午後7:00開演
2.場所 めぐろパーシモンホール大ホール (東横線都立大学駅徒歩7分)
3.出演者 ヴァイオリン 永峰高志
チェンバロ 井上道子
指揮 家田厚志
N響団友弦楽アンサンブル (15名)
4.曲目 モーツァルト: アイネ・クライネ・ナハトムジーク
レスピーギ: リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲
ヴィヴァルディ: 協奏曲集「四季」

(アンコール曲)
チャイコフスキー: 「弦楽セレナーデ」より第2楽章“ワルツ"
アンダーソン: プリンク・プランク・プランク
5.主催/協賛/後援等
5.1 主催 (財)KDDIエンジニアリング・アンド・コンサルティング
5.2 協賛 KDDI(株)
5.3 後援 カンボジア大使館
(財)国際コミュニケーション基金
NGO Japan Relief for Cambodia
6.チケット販売価格 前売¥2,500、当日¥2,800  (全自由席)
7.チケット配布数 チケット配布数合計: 937枚
(内訳) 前売券 914枚、当日券 23枚
8.入場者 入場者数 866名

(内訳) 有料入場者 701名、招待券入場者 131名、他
注: 全国主要5大新聞の読者無料ご招待100名を含む (各紙10組20名)
9.チャリティ収益金 総額 3,472,938円

(内訳)
チケット販売: 2,341,650円
協賛金(KDDI㈱から): 900,000円
寄付金:231,288円(うち、186,788円は当日会場にて頂きました)
募金。大勢の皆様にご賛同いただきました。厚く御礼申し上げます。
NPO Japan Relief for Cambodia代表のクリッシャー氏 (左から3人目) と奥様 (左から2人目) を囲むKEC理事長 (左端) と常務理事 (右から2人目)

裏方を務めたKECおよびICFのメンバー

第2回KECチャリティコンサート収益金を贈呈

カンボジアにおける学校建設資金として

(財) KDDIエンジニアリング・アンド・コンサルティング (KEC) は、4月18日(火)KDDIビルにおいて、去る2月22日に開催した第2回チャリティコンサートの収益金を、NGO「Japan Relief for Cambodia」に寄贈しました。

寄贈額は、コンサート収益金とKDDIからの協賛金を合わせたUS$28,600で、これによりカンボジアの子供達のために、VSAT (小型衛星通信設備) 付き学校一棟の建設とコンピューターや英語を教える教師の給与が賄われます。
学校の建設場所はMondorkiri州に選定されました。学校名は建設地名をとって「The Sre Preah KEC School」となり、学校壁面には寄贈者名が表示されます。

贈呈式には、同NPO代表のBernard Krisher氏をお招きし、寄贈者代表の平田KEC理事長と覚書に署名し、これを交換しました。氏からは感謝の言葉とともに、子供達が成長してきたので今後は中学校の建設に取り組んでいきたい。VSAT (小型衛星通信設備) 付き学校は、デジタルデバイドを解消する通信のハブとしてだけではなく、遠隔医療にも活用できるので、地方のコミュニティで重要な役割を担っていくであろうと、非常な期待を寄せられました。
学校建設に6~7ヶ月を要するとのことであり、Krisher氏からは、この開校式へ寄贈者代表の出席を促されました。

覚書に署名 (向かって左側はNGO Japan Relief for Cambodia 代表 Mr. Bernard Krisher、右側は平田KEC理事長)
署名後に握手する両者

スライプリアKEC中学校の開校式

カンボジアで建設を進めていた第2番目のKEC学校が完成し、「The Sre Preah KEC School (スライプリアKEC学校)」と命名され、2007年3月13日、現地で開校式が行われました。

電気のない典型的なルーラル地域のスライプリア村 (首都プノンペンの東約500km) に建設されたこの学校の校舎は5教室あり、小型衛星通信装置や太陽光発電装置が付いています。開校式では、寄贈者代表として稲垣KEC常務理事が挨拶やテープカットを行い、同中学校の生徒となる子供たちや父兄と喜びを分かち合いました。

同校では、義務教育である通常授業に加えて、英語教育およびパソコンやインターネットを用いるICT (情報通信技術) 教育も実施されます。情報格差 (デジタルデバイド) が少しでもなくなるとともに、子供たちの好奇心がどんどん広がり、次代を担う人材が育成されることを期待します。

新築の学校の前にテントを張って開校式の準備中
乾季の強い日差しの中、生徒達も集まってきました
生徒ばかりではなくご近所の父兄も参加
式典の進行を見守る生徒(1)
子供たちの前で挨拶する稲垣KEC常務
式典の進行を見守る生徒(2)
サッカーボールのプレゼント
開校のテープカットを待つ生徒達の列
開校のテープカットを行う稲垣KEC常務
パソコンを操作する生徒達と見守る稲垣KEC常務
教室では大勢の子供達の瞳が光っています
生徒達や先生と一緒に記念撮影するモンドキリ州文部庁官と稲垣KEC常務
KDDI研究所より預かったパソコンの贈呈
学校屋上に衛星通信用アンテナが設置され、これでルーラル地区からでもダイレクトにインターネットが可能となった。
メモリアルボードの下で関係者の記念撮影
学校の側面に掲げられたメモリアルボード

学校寄贈の感謝状

The Sre Preah KEC Schoolおよびインターネットができる教育環境の寄贈について、2007年6月29日、KECは、カンボジアの教育青年スポーツ省次官のIm Sethy氏より感謝状をいただきました。

感謝状を手にする稲垣KEC常務理事
教育青年スポーツ省次官 Im Sethy氏署名入りの感謝状

生徒からの「絵」の便り

The Sre Preah KEC Schoolに設置したパソコンとインターネットにより、習いたての英語とパソコンを使って、絵の便りを贈ってきてくれました。きっと初めて海の向こうにある世界を意識して発せられたたよりではないでしょうか。瞳を輝かせて好奇心の塊のようにパソコンに取り組んでいた子供たちを思い出します。

花1
学校と国旗
巣箱
アンコールワット
お父さんとお母さん
ボーイフレンド
ガールフレンド
花2
川と花のある風景
友達と木立

※KECおよびICFは合併し、2009年10月よりKDDI財団となる。