ベトナム中部山岳地(クワンナム州)では異常気象や森林伐採の影響により、降水量が極端に増え河川災害が頻発するようになっています。こうした山岳部では観測装置や警報装置の設置が遅れているため、最新技術かつ、ベトナム国内で調達可能な製品・サービスを組み合わせて、継続的に利用可能な廉価なシステムで導入できるように、システムの実証実験・研究を行いました。本システムは、センサー、太陽発電、データ収集・発出装置、データ分析と閾値による警報信号、警報発生装置、とそれらを接続するネットワーク(狭帯域と携帯データ網)で構成されています。