ロボットプログラミング教育

日本では、2020年度から小学校で、2021年度から中学校でプログラミング教育が必修化され、論理的思考や問題解決力の育成に取り組んでいます。

最貧国の一つとされるネパールの多くの学校では、これまでと同様に暗記型の詰め込み授業が行われ、児童生徒の学習意欲は向上していません。ネパールの教育省は、2022年度まで7年間の教育開発計画(School Sector Development Plan)を定め、教育分野の改善に取り組んでおり、教育の質の向上では、学力の向上のみならずICT活用などによって論理的思考や問題解決力を育成する取り組みが求められています。

日本の中高生を対象とした「科学実験教室」を長年支援してきたKDDI 財団は、ネパール・ラリトプール市にて2019年から論理的思考力や問題解決力を楽しみながら育む「ロボットプログラミング教育」を実施しています。対象校を順次拡大し、現在は10校において活動しています。

ロボットプログラミング教育の様子

ネパール人教師を対象としたロボットプログラミングワークショップ

生徒たちに論理的思考や問題解決力を教えることを目的に、ラリトプール市内各学校の先生を対象に開催したロボットプログラミングのワークショップです。

ラリトプール市のロボットプラミング教育

ラリトプール市の生徒たちは、ブロックを組み立てて思いのままの車を製作し、スクラッチベースのプログラミングによりその動きを命令し、楽しんで学ぶプログラミング教育を開始しました。生徒たちは演習を通じて、論理的思考や問題解決力を発揮し、チームで課題に取り組んでいきます。